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インプラントのデメリットとリスクを徹底解説|治療前に知っておきたい注意点

はじめに

インプラント治療は「第2の永久歯」とも呼ばれ、見た目や噛む機能の回復に優れた治療法です。しかし、メリットだけでなくデメリットやリスクも存在します。本記事では、インプラント治療の注意点をわかりやすく解説し、安心して治療を受けるためのポイントを紹介します。


インプラント治療の基本

インプラントとは、チタン製の人工歯根をあごの骨に埋め込み、その上に人工の歯(クラウン)を装着する治療法です。天然歯に近い噛み心地を得られる一方で、外科手術を伴うため、一定のリスクがあります。


インプラントの主なデメリット

  1. 治療費が高額
    保険適用外のため、1本あたり30〜50万円程度かかることが多いです。
  2. 治療期間が長い
    骨とインプラントが結合する「オッセオインテグレーション」には数か月を要し、治療全体では半年〜1年かかる場合もあります。
  3. 外科手術が必要
    局所麻酔下での手術を伴うため、体への負担がゼロではありません。
  4. 骨量が少ない場合は追加処置が必要
    骨移植やサイナスリフト(上顎洞挙上術)といった外科的な補助手術が必要になることがあります。
  5. 定期的なメンテナンスが必須
    インプラント自体はむし歯になりませんが、周囲の歯ぐきが炎症を起こす「インプラント周囲炎」のリスクがあります。

インプラントのリスク

  1. 手術に伴うリスク
    • 出血や腫れ、痛み
    • 神経損傷によるしびれ
    • 上顎洞穿孔(上顎のケース)
  2. 治療後の合併症
    • インプラント周囲炎(歯周病のような炎症)
    • インプラントの動揺・脱落
    • 噛み合わせ不良による負担
  3. 全身的なリスク
    糖尿病や喫煙習慣がある場合、治癒が遅れたり成功率が下がることが知られています。

インプラントが向かないケース

  • 重度の糖尿病や心疾患を持つ方
  • 顎の骨量が著しく少ない方
  • 喫煙習慣が強い方
  • 口腔ケアが不十分な方

これらの場合は、ブリッジや入れ歯といった他の治療法が検討されます。


リスクを最小限にするためのポイント

  1. 信頼できる歯科医院を選ぶ(経験豊富な歯科医師・最新の設備)
  2. 治療前に全身疾患の有無を申告する
  3. 禁煙を心がける(少なくとも手術前後)
  4. 治療後の定期検診・クリーニングを欠かさない
  5. 正しいセルフケアを続ける(歯磨き・フロス・専用ブラシ)

まとめ

  • インプラントは優れた治療法だが、デメリットやリスクもある
  • 外科手術や治療期間、費用、合併症の可能性を理解することが大切
  • 適切な医院選びと予防ケアによってリスクは大幅に低減できる

モアナ歯科クリニックでは、カウンセリング時にリスクとメリットを丁寧にご説明し、患者様に最適な治療法を提案しています。インプラントを検討されている方は、まずはお気軽にご相談ください。


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